【意外と知らない】監視装置の理想的なブレーカー位置は・・・
皆さん 太陽光発電設備の交流集電箱の中で監視装置の電源の取り方(ブレーカーの配置)はどうされていますでしょうか?
おそらく主幹ブレーカー(メインブレーカー)の2次側から5Aのブレーカーを付けた後に100Vのコンセントを付けていると思います。
産業用太陽光発電設備のプロフェッショナルの立場から言わせてもらうと、これには明確な理想の位置があり、大半の施工業者の方が間違った取付をしていることが多いです。
私が思う理想は主幹ブレーカーの一次側から配線して、5Aのブレーカーを取り付けたあとにひだまりeyes(監視装置)のコンセントをつけるのが正解です。
(念のため、上記取り付けの可否は各電力会社の営業窓口に聞いていください。)
なぜだと思いますか?
理由はひだまりeyesのログイン画面から瞬時値がもし0だったときの原因の切り分けが出来るからです。
発電がゼロを表示した場合、弊社が遠隔でその発電所のひだまりeyesにログインしようと試みます。
ケース1 ログインすることが可能→ひだまりeyesは正常、おそらくメインブレーカーがダウンしている
ケース2 ログインすることが不可能→ひだまりeyes本体の故障(あるいは可能性は低いですが監視装置用のブレーカーがダウン)
1の場合はなるべき早く駆けつける必要がありますが、2の場合は発電はしている(ひだまりeyes本体も壊れて尚且つブレーカーも落ちているという故障が同時に起きるのはかなり確率が低い)ので比較的慌てなくても大丈夫と判断出来ます。
将来的にはログイン後にひだまりeyesが死んでいるとき(電源が入っていないとき)は弊社のアラート発生状況表示でひだまりeyes と通信が出来ていません と表示されるようにしようと思っております。(業界用語で死活監視と言います。)
ひだまりeyesはまだまだ監視装置としては100%完成されておりません。おそらく永遠に100%完成する事は無いでしょう。それは常にもっとこうしたい・ああしたいという理想を目指し続けているからです。
武井 理
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