ゲリラ豪雨と雷と太陽光発電 (瞬電・瞬停・瞬断・瞬時停電)

2016年8月1日は岐阜県東濃地方で3時過ぎからゲリラ豪雨と激しい雷雨がありました。会社でも瞬電(瞬停・瞬断・瞬時停電)が起きました。

当日の雨雲レーダーがこちらです。

雨雲レーダー

岐阜県中津川市は真っ赤です。

4時00分のアラートメール状況です。

アラートメール

 

アラート飛びまくっています。おそらく落雷による 瞬電(瞬停・瞬断・瞬時停電) を関知してアラートを飛ばしたものと思われます。(全てが壊れているわけではございません。)

サイト上で見ると以下のような表示です。

発電状況

 

アラート発生状況表示のウインドウに発電所名が表示されています。しかも3時からほとんど全ての発電所が発電しておりません。(指数の軌跡(線)が真横に伸びています。)

これは全ての設備が雷で壊れたわけではなく、単純に真っ黒い雲に覆われ発電していないからです。

天気の回復を待って各発電所を見回ったのですが、アラートメールを受けてから復帰したパワコンもあれば、落雷によって本当に壊れたパワコンもありました。

壊れたパワコンは迅速に取替しました。風災害保証で費用は掛からなかったのが救いでした。

今回の経験を通して、実感したのは改めて監視装置は絶対に必要だと言うことでした。また、保険も必要です。雷の後、パワコンが壊れた・壊れてない、また落雷後、天気が回復してもパワコンが全て復活しているかどうかはパワコン毎の監視が出来る監視装置を付けていないと、絶対に判断することは不可能です。

しかもそれを20年にわたってですから、なおさらです。売電収入もさることながら、ちゃんと動いているか不安になりながら過ごすよりも、監視装置を付けることで精神的な安心を得ることが出来ます。今回自分事ながらすごく安心できました。

知らぬが仏で痛い思いをしてから付けるよりも、用意周到で転ばぬ先の杖として監視装置を付けることをおすすめします。

夏は雷の季節。明日また、雷が来るかも知れません。自然には逆らえません。

今回雷によっていろいろな故障事例が出ました。すごく勉強になりました。自社のパワコンはオムロンと安川電機が多いので、経験値がどんどん上昇しております。この経験をひだまりeyesユーザー様のために活かして行きたいと思います。

 


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武井 理

武井 理

ひだまりeyes開発者。FIT開始時から産業用太陽光の設計・施工・販売をすべて手がける。当時から理想の監視装置を探すが、いい物がなくて絶望。ならば自分自身が理想の監視装置を作ろうと一切の妥協を排して理想の監視装置を開発。現場の最前線を知る、太陽光発電のプロフェッショナル。