デルタ電子パワコンRPI Hシリーズ 開発に着手しました。
監視装置を販売していると様々な問い合わせがあります。最近デルタ電子のパワコンに対応していますか?という問合せ・要望が多くなってきたので開発に着手することになりました。
世の中には様々なパワコンがありますが、どのパワコンにRS485で開発をするかは非常に大切な経営判断です。低圧物件であればひだまりeyes CTにて全てのパワコンで対応可能ですが、やはり、RS485での開発は可能な限り対応したいと考えます。
それではなぜ、デルタ電子のを開発しようと思ったのか?それは端的に言うとずばり、今後増えて行くのではないかと確信したからです。
理由その1 屋外設置モデルで定格出力のラインアップが豊富
同社のパワコンはRPI H4J(出力4.0kW)とRPI H4.5J(4.5kW)、RPI H5.5J(5.5kW)、RPI H6J(5.9kW)と4種類の定格出力の製品があります。これはどういうメリットかというと、再生可能エネルギー固定価格買取制度が変更になり、定格出力の変更は軽微変更ではなく、変更時点でのその年度の調達価格になりました。従って、定格出力は変えないように過積載対応する場合、または計算を間違えて設備認定をしてしまった場合などでは、パワコンに複数の出力対応があると設計の自由度が増すことが同社のパワコンが採用されることが考えられます。
理由その2 マルチストリング対応
4キロという小さいパワコンでも2系統のマルチストリング、4.5kw 5.5kw は3系統のマルチストリング、 5.9kwは4系統のマルチストリングを採用でこちらもパネルレイアウトの設計において自由度が増します。これも設計者側から行ってかなりのメリットになりますね。私だったら限られた敷地の中で最大のパフォーマンスを発揮させるように設計する場合には外せない要素です。
理由その3
防塵(じん)防水対策のために放熱板のみによるファンレス、完全密閉構造を採用。環境耐性はIP65 アルミシャーシでさびや腐食などの塩害を防ぐ。こちらも地味に設計者の心をくすぐります。近年、パワコン自体の騒音問題もありますし、ファンレスによるパワコン内への風の不必要な流入を防ぎます。これもパワコンの長期信頼性という観点から評価できます。
理由その4 安さ
上記理由を満たしていて尚且つ、安いと評判です。今後採用する発電事業者が増えると予想されます。
以上の観点からデルタ電子パワコンのRS485対応監視を開発することに決めました。
開発は年内完了予定です。ひだまりeyesが監視をするパワコンの選択は一技術者としてのパワコンへの評価と販売面からのマネジメントの総合判断で決定しています。今後もひだまりeyesの技術開発にはハード面、ソフト面、両方から積極的に投資していきたいと思っております。
武井 理
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