関東地方を中心に雪によるアラートメールが発報されました。
2016年11月24日 関東を中心に初雪が降り、平野部でも積雪しましたね。東京都心でも積雪を観測、11月に観測されるのは史上初めてとのことです。
太陽光発電にとっては降雪はパネルを雪が覆う状況となり、発電をしなくなります。
この状況はパワコンの立場から見ると、自分(パワコン)は壊れていないし、発電をしていないだけだから当然エラーメールを出しません。
たとえてみると、一日中日が当たらない(一日中夜)というイメージでしょう。
しかしこの場合、ひだまりeyesはある条件を満たすとパワコンがアラートメールを発報しなくても、クラウド側で判断してアラートメールを発報します。
埼玉県さいたま市に本社のある、弊社の監視装置を利用して頂いている日本グリーンエナジー様の発電所の状況が以下のようになりました。フェイスブックページでは工事の状況が手に取るようにわかります。
11月16日の晴れた日はこちら
埼玉県内に6ヶ所の発電所があります。4.19~4.37のひだまり指数を示しております。ほぼ綺麗に軌跡を描いており、全ての発電所が正常に発電しているのが推測されます。
そして11月24日のグラフはこちら。
パネルの上に雪が積もっているので当然です。
先ほど述べたように、ひだまりeyesはパワコンからのアラートを受けて、メールを出すこと以外にクラウド側で12時から13時の間に発電量が増えていなければアラートメールを発報します。
そのため、日本グリーンエナジー様には以下のようなメールが届きました。
テキストで書くとこちら
—-【種別1】————————————————————————–
お客様:株式会社 日本グリーンエナジー 発電所:グリーンエナジー両神薄第一発電所 にてデータ取得が1時間以上停止しています。
—-【種別1】————————————————————————–
お客様:株式会社 日本グリーンエナジー 発電所:グリーンエナジー両神薄第二発電所 にてデータ取得が1時間以上停止しています。
—-【種別1】————————————————————————–
お客様:株式会社 日本グリーンエナジー 発電所:グリーンエナジー両神薄第三発電所 にてデータ取得が1時間以上停止しています。
—-【種別2】————————————————————————–
お客様:株式会社 日本グリーンエナジー
発電所:グリーンエナジー下吉田発電所
ユニットID:02
ユニットID:03
にてデータ取得が1時間以上停止しています。
※【種別1】
原因は大雨・大雪・主幹ブレーカーダウン・ひだまりeyes通信不可が考えられます。
※【種別2】
原因は大雨・大雪・子ブレーカーダウン・パワコン通信不良・パワコン故障が考えられます。
(ひだまりeyes自身は通信できています。)
上記のように 【種別1】 と 【種別2】 があります。
【種別2】は一部のパワコン(全てではない)が発電していないと言うことです。なのでひだまりeyesは壊れていませんよというメッセージにもなります。
【種別1】は全てのパワコンが発電していないときに出るメッセージです。上記あるように
原因は大雨・大雪・主幹ブレーカーダウン・ひだまりeyes通信不可が考えられます。
ということです。今回は初雪のこともあり、皆さん、エラーが飛んできても、あ、雪のせいだなと推測できました。
(事実、どのお客様からもアラートメールが飛んでいるにもかかわらず問合せが来ませんでした。)
グリーンエナジー下吉田発電所は 【種別2】 で2番と3番のパワコンのみ昼の12時から13時まで発電していませんでした。逆を言うと1番パワコンは発電していたと言うことです。(正確には0kwhではなかったということです)
なぜ、弊社はこのようなエラーを出す仕様としているのでしょうか?
答えは簡単です。
パワコンが重大な故障、ブレーカーダウン、盗難等 アラート自体を出さない状況になったとしても、念のため、予備として、クラウド側(サーバー側)でアラートを出すことによって、アラートを出さない不具合にも対応するためです。2重のバックアップ体制を取った方がいいという判断からです。
なので大雪の時は逆に壊れていなくてもアラートメールが飛んでしまいます。
しかしこれはお客様を守るためです。お客様ファーストなのです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
武井 理
最新記事 by 武井 理 (全て見る)
- サーバーメンテナンス - 2021年7月12日
- 【緊急サーバーメンテナンス中です】 - 2019年7月5日
- 【プレスリリース】ひだまりeyesソーラーシェアリングバージョンを開発します。 - 2018年12月28日