【発電ランキング】2018年6月度低圧発電所実発電量ランキング

皆様 発電ランキングお休みしていてごめんなさい。6月の発電ランキングです。10,000kwh超えは5件です。

さて、この数字から何を読み解きますか?

順位 住所 パネルメーカー パワコン種別 期間発電量 システム
容量
過積載率 ひだまり
指数
1 滋賀県 ハンファ Qセルズ オムロン 10,520 102.6 207.27 3.41
2 愛知県 ネクストエナジー オムロンCT 10,201 84.8 179.66 4
3 埼玉県 DMEGCジャパン(株) 山洋 10,078 85.86 173.45 3.91
4 栃木県 ソーラーフロンティア サンテック 10,073 97.2 196.36 3.45
5 山梨県 ハンファ Qセルズ デルタH 10,052 82.08 182.4 4.08
6 愛知県 ハンファ Qセルズ オムロン 9,959 82.08 165.82 4.04
7 愛知県 ハンファ Qセルズ オムロン 9,948 82.08 165.82 4.04
8 愛知県 ネクストエナジー デルタH 9,921 84.8 179.66 3.89
9 埼玉県 DMEGCジャパン(株) オムロンCT 9,856 84 169.7 3.91
10 岐阜県 サンテライト オムロン 9,833 92.16 186.18 3.55
11 鳥取県 ジンコソーラー オムロンCT 9,817 111.3 224.85 2.94
12 静岡県 ネクスエナジー オムロンCT 9,757 89.32 180.44 3.64
13 滋賀県 WINAICO 田淵三相 9,748 78 157.58 4.16
14 長野県 ソーラーワールド 田淵三相 9,720 78 157.58 4.15
15 埼玉県 DMEGCジャパン(株) 山洋 9,711 85.86 173.45 3.76
16 群馬県 XSOL オムロン 9,585 94.88 191.68 3.36
17 岐阜県 AXITEC オムロン 9,544 87.48 176.73 3.63
18 埼玉県 DMEGC 山洋 9,540 74.88 151.27 4.24
19 群馬県 インリーソーラー オムロン 9,518 95.4 192.73 3.32
20 岐阜県 ソーラーフロンティア オムロン 9,516 75.6 152.73 4.19
21 岐阜県 ソーラーフロンティア オムロン 9,508 75.6 152.73 4.19
22 埼玉県 DMEGCジャパン(株) 山洋 9,461 82.68 167.03 3.81
23 愛知県 カナディアンソーラー オムロン 9,459 75.6 152.73 4.17
24 愛媛県 ハンファQセルズ オムロン(for LITE) 9,453 86.04 173.82 3.66
25 広島県 ハンファQセルズ オムロン 9,389 81.9 165.45 3.82
26 愛知県 ハンファQセルズ 田淵三相 9,382 79.5 160.61 3.93
27 岐阜県 ソーラフロンティア オムロン(for LITE) 9,360 73.44 148.36 4.24
28 愛知県 カナディアンソーラー オムロンCT 9,353 74.2 149.9 4.2
29 愛知県 カナディアンソーラー オムロン 9,351 74.25 150 4.19
30 兵庫県 ジンコソーラー 田淵三相 9,349 83.72 169.13 3.72

まずは地域です。6月は完全に中部地方(愛知岐阜滋賀)が多いですね。過半数を超えています。そこに栃木埼玉群馬が入っています。

今回はひだまり指数に注目してみましょう。1位から30位までの分布図です。わかりやすく折れ線にしてみました。

 

トップ30の ひだまり指数の平均は3.85です。

ですが!

よく見ると3.9を超えている発電所が半数以上あります。(16発電所)指数がいいということは1kwhあたりの発電量が多いということなので非常にコストパフォーマンスがいいと言えますね。

過積載が多くなるとどうしてもピークカットの影響を受けやすくなります。70-75kwぐらいがコストパフォーマンスがいい。

あとは力技でひだまり指数が下がってでも絶対量を稼ぐというパターンです。ひだまり指数が低いのに上位にきてる発電所は圧倒的に過積載率が高いです。

全体的にはグラフの下にあるほど過積載率が高い 上に行くほど過積載率が低い傾向はあります。

トップを取るための絶対条件は超過積載。そこに晴れが加わって、ひだまり指数が高くなる。

トップ12は80kw以上の発電所です。

ただし、ひだまり指数の高いコストパフォーマンスがいい発電所はトップは取れないけど、トップ30に入ってきています。ひだまり指数がいいので当然といえば当然ですね。ただし、もしかしたら超過積載の発電所の絶対量がまだ少ないのでこのような状況になっているのかもしれません。

超過積載と75kw程度のコスパ良し発電所 完全に2極化です。

 

今回は特別に1位の日単位のグラフをお見せします。

快晴だと一日あたり486kwhも発電しています。10520kwhのうちの486kwhは率にして4.6%。一日晴れるか晴れないかで影響力が半端ないです。

ということは過積載も大切ですが、いかに晴れる場所に太陽光を設置するかということが重要になってきますね。

逆を言えば一日雨が降るだけでかなり順位をロスします。

しかも雨の日でも100kwhは発電しているのが凄いです。

晴れの多い地域で過積載をするのが上位を取る必須条件ですね。

一番いいのは年間発電ランキングからの傾向を見るとさらにわかると思います。超過積載もここ一年くらいのトレンドなので、もっと母集団と年数が経つと最適解に近いものが見えてくるでしょう。

圧倒的な発電量は超過積載という解は出つつあるので、あとは年間を通した地域の最適解ですね。

そのあたりは、これからも注視していきたいと思います。

また、自社の発電所、施工販売店様がお客様に販売した発電所で、なにかモヤっとすることがあれば、発電所の個別コンサルも行います。

上部に表示されている青いお問い合わせからお気軽にお問合せください。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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武井 理

武井 理

ひだまりeyes開発者。FIT開始時から産業用太陽光の設計・施工・販売をすべて手がける。当時から理想の監視装置を探すが、いい物がなくて絶望。ならば自分自身が理想の監視装置を作ろうと一切の妥協を排して理想の監視装置を開発。現場の最前線を知る、太陽光発電のプロフェッショナル。