【パワコン対応】サンテックパワコン GPS55B 開発完了しました。

水面下で開発をしていたサンテックパワージャパン株式会社(SUNTECH)のパワコン 型名 GP55Bですが、RS-485通信でのデータ取得開発が完了したのでアナウンスさせていただきます。

こちらのパワコンを開発した背景は、最近問い合わせが増えてきたからです。なぜこちらのパワコンの問い合わせが増えてきたのか、興味を持ちましたので調べてみました。

まずはこのパワコンはサンテックの自社オリジナル製品ではなく、国内の某有名メーカーのOEMであると推測されます。ソーラーフロンティア製パワコンやハンファQセルズのパワコンと同じように他社製パワコンを自社ブランドとして販売していますね。

そして調べれば調べるほど、それはもうズバリ あるパワコンを思いっきり 意識した作りになっております。

ターゲットはズバリ オムロン5.5kwパワコン KP55M2-J4 です。

suntech

特徴1 製品瑕疵保証 10年が標準でついています。

オムロンは標準は1年。商品価格に上乗せで10年保証を選択することも可能です。(現実的には10年保証がほぼ標準と言ってもいいです。)

サンテックはそういうめんどくさいことを一切言わずに10年保証製品一択にしてあります。実質これしか選ばれないと踏んでいるならその分の価格を含めて販売しているのだと思います。販売店にとってもいちいち聞かなくてもいいし、メーカーにとっても標準で10年保証がついていますと堂々と言えます。マーケティング的には大成功だと思います。

特徴2 変換効率が95.5%

オムロンのKP55M2-J4 が 94.5% です。とにかくそれを越えようとする執念がすさまじいですね。乱暴な計算になりますが、1%の変換効率アップが1%の売電収入アップと仮定すると年間発電金額200万円として1%の2万円が年間の売電額のアップになります。10年で20万円ですね。

特徴3 最大接続可能容量 200%

実はこれが一番すごいです。インパクト大です。施工販売業者、発電事業者から見るとこれが一番実益があるように思えます。

接続可能容量 200%というのは、わかりやすく言うとメーカーが言うすべての条件を満たした場合定格発電出力の倍までパネルを接続していいですよと言うことです。

低圧の発電所で 5.5kw * 9台 * 2倍(200%)  = 99kw まで過積載が出来ると言うことです。

70kwや80kwの過積載が業界の定番(と言うか限界)である中、約100kwまで突っ込めるのはありがたいです。

ピークカットで減少する分もあると思いますが、そのデメリット以上のメリットが受けられますね。

これをメーカーが公に認めているというのは正直すごいです。シェアをひっくり返すためにリスクを取って攻めに来ている姿勢は僕は好きですね。IT業界のような 仁義なき戦い しびれます。

 

おそらく 上記に加えて値段的なメリットも十分あると思われます。(ここはデリケートな部分なので察してください。)

十分な実績と信頼と知名度とシェアがあるガリバーのオムロン帝国に挑むにはこれくらい、明確な違いを打ち出さないと勝てないのでしょう。逆にある意味本気で挑んでる感が半端ないですね。

今後のサンテックパワージャパン GP55B の販売に期待大です。

ひだまりeyesは既にGP55Bに対応して、開発が完了して対応済みです。ご注文お待ちしております。

 


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武井 理

武井 理

ひだまりeyes開発者。FIT開始時から産業用太陽光の設計・施工・販売をすべて手がける。当時から理想の監視装置を探すが、いい物がなくて絶望。ならば自分自身が理想の監視装置を作ろうと一切の妥協を排して理想の監視装置を開発。現場の最前線を知る、太陽光発電のプロフェッショナル。