RS485通信は正確すぎるので売電金額と誤差が出ます。
先日、ひだまりeyesをご利用のお客様より、「ひだまりeyesの月の発電金額と電力会社の売電金額に誤差があるけど、どうして?」と質問がありました。その方は毎日の発電金額をひだまりeyesのサイトからダウンロードして電力会社の売電期間とぴっちり照らし合わせた表を私に送っていただきました。4区画あるのですが、どれも計ったように同じ割合で少ないです。 私はピンときました。実はRS485通信あるあるのなのです。RS485通信はパワコンが自分自身これだけ発電しているよと教えてくれます。ということはパワコン直下(直流から交流に変換したその時点の発電量)での発電量になります。そこから数メートルから数十メートルのケーブルを渡って交流集電箱に入り、その先にさらに電力会社のメーターがついています。勘のいい人ならもうここでおわかりですね。その電線の長さ分が抵抗になり、電力が損失しております。さらにいうと使っている電線の太さでも変わってきます。なのでひだまりeyesの発電量に対して実際の電力会社のメーターが数%少ないのは正常です。状況にも寄りますが、おおよそ3%ー5%程度です。ただし、この数%というのは毎月ほぼ一定です。厳密に言うと電線の特性として損失の割合が気温の高いときは抵抗も増えますので少し多め、寒いときは少なめになりますがごくごく微量で誤差ととらえるにはあまりにも小さいと思います。 上記のことを頭に入れて発電金額を計算されるとさらに正確になります。ひだまりeyesでは、今その損失係数を入力できるように改良中です。 太陽光発電の現場を知り尽くしたプロが作った監視装置”ひだまりeyes” これからもどんどん進化し続けます。
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武井 理
代表取締役 : 株式会社タケイエナジー
ひだまりeyes開発者。FIT開始時から産業用太陽光の設計・施工・販売をすべて手がける。当時から理想の監視装置を探すが、いい物がなくて絶望。ならば自分自身が理想の監視装置を作ろうと一切の妥協を排して理想の監視装置を開発。現場の最前線を知る、太陽光発電のプロフェッショナル。
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