SMA パワコン 開発完了間近です。

先日のブログでSAMのパワコンを開発することになりましたとお伝えしましたが、開発完了間近になりましたのでご報告です。

完了間近なのはSMAの10kw 20kwのパワーコンディショナ-SUNNY TRIPOWER です。

今回の開発にあたっては淡路島のスマイルあわじ様にご協力頂きました。

まずはスマイルあわじ様の発電所をご覧ください。

 

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なんと、最先端の追尾式架台を採用しております。常に太陽に正対するように稼働するパネルと変換効率の高いSMAのパワコンの組み合わせは最強ですね。

実は今回の開発には従来のSMAのパワコン監視とは違う最先端の方法を採用しております。

今まではSMAの各パワコンにwebconnectを取り付けてさらにCLUSTER CONTROLLER(約20万円)というwebconnectと通信をする機械を取り付ける必要がありました。

しかし、今回パワコンのファームウェアのアップデートをすることで、CLUSTER CONTROLLERを取り付けしなくてもひだまりeyesが直接パワコンのwebconnectと情報のやりとりが出来るようになるのです。

今回は発電開始(連係開始)をしている発電所に開発前のひだまりeyesを設置して現場での遠隔での開発を進めてまいりました。これも固定IPアドレスを使っているからできる方法ですね。

 

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パワコンの下部についている赤い部品がwebconnectです。

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パワコン5台に対してLANケーブルにて送り配線で行います。

遠隔ではSMAのパワコンのデータは正常に取得できましたので、あとはwebのデータベースへ格納するフェーズになりました。ここまで来ればある程度のめどは立ちました。一安心ですが、最後まで気を抜かずに開発を行います。

今回の開発を通して感じたことはさすが最先端のドイツ商品ですね。もはや、パワコンと言うよりパソコンです。すごく汎用性があり、柔軟にカスタマイズ出来そうなパワコンという印象を受けました。そういう意味で開発もしやすかったです。

追尾式架台は正常に稼働しているか心配ですよね。ひだまりeyesなら監視カメラも取り付け可能なので、遠隔監視と画像も見えるので安心ですね。

最先端の追尾式架台とSMAのパワコンの組み合わせを通して非常にいい経験になりました。これなら今年の買取価格でも十分採算ベースに乗ると思います。

そして何よりも、今回の開発に際してスマイルあわじの長尾社長様のご協力に感謝すると共に、最先端の技術を積極的に採用する姿勢がとても印象深かったです。

残りの開発も気を引き締めてがんばります。

 


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武井 理

武井 理

ひだまりeyes開発者。FIT開始時から産業用太陽光の設計・施工・販売をすべて手がける。当時から理想の監視装置を探すが、いい物がなくて絶望。ならば自分自身が理想の監視装置を作ろうと一切の妥協を排して理想の監視装置を開発。現場の最前線を知る、太陽光発電のプロフェッショナル。