監視装置メーカーには3種類のタイプがあります。

監視装置を開発しているメーカーは大きく分けて3タイプあります。

1 計測機器メーカー

2 ウェブ開発ソフト会社

3 太陽光販売・施工業者

今ある監視装置メーカーの大半が1あるいは2なんです。

計測装置を作っている会社やソフトウエア開発会社はは遠隔監視を作りやすい土壌が元から備わっています。既存の自社の経験が生きますから。最初の参入障壁は低いと思われます。

3の太陽光販売・施工業者なんてそもそも自社で作ろうとなんて思いません。最初の参入障壁はめっちゃハードル高いです。

じゃあ何で太陽光販売・施工業者である私が開発する事になったのか。今思うに偶然と必然が同居しておりました。

理由その1

太陽光販売・施工業者である私はもともと家電販売店です。今でもそうです。昔から仕事上、パソコンを売っていましたし、自作パソコンも所有しておりました。その時点でITの基礎知識はありました。

なのでこのような装置を作るにしてもポイントになる勘所がわかっていました。

理由その2

40円の頃から産業用太陽光を販売施工しており、自らが一番先頭を走っていたので、既存の監視装置では将来的に自分自身が一番困るだろうなと思っておりました。

4年前の監視装置はまさに帯に短したすきに長しでしたから。自分で作るしかない!自分が納得する監視装置が作りたい!っていう覚悟が出来た瞬間でした。

机の上の企画からはじまった商品ではなく、現場の心からの叫びが詰まった要望の塊の監視装置。20年間、自社が販売したお客様に対しての責任。施工販売と同時に監視装置の開発がはじまりました。

正直現場の心の叫びの部分は 計測機器メーカーやウェブ開発会社では永遠にわからないところです。

どこが勘所で何が必要なのかが100%はわかりません。現場を知らないですから。途中からの参入障壁がめっちゃ高いのです。途中で行き詰まる。

ひだまりeyesはいまも常にバージョンアップを重ねております。その中で私の最高技術者のプログラマーが言いました。

”システム・サイトに関して、機能的な提案・検討はさせていただきますが、ヒューマン・インターフェイスの部分は、最終的には、運用される武井さんのご意向でしかありません。”

この一言はずしーんと来ました。そうなんです。最終的にはひだまりeyesの仕様は僕の選択が全てなのです。

弊社のプログラマーさんはプログラムの天才です。ただし、監視装置の仕様の最終判断は決められません。

AパターンとBパターンがあった場合、どちらがよりいいかは私にしか決められないのです。

2択ならまだいい方で、無限の発想と現場の声と無数にある選択肢をつなぎ合わせて見果てぬゴールに向かっていくのです。

理想へのパズル・・・一つ一つを組み合わせ、それが本当にこのパズルのピースかさえてもわからずに。

僕は他人には頼れないのです。私が決断するしかないのです。これは責任重大と改めて受け取ると共に、これはすごいチャンスだと。ここを決められる、計測機器メーカーやウェブ開発会社はないですから。ここはめっちゃ参入障壁が高いです。現場のフロントラインで働いている人にしかわからない。太陽光のプロでないとわからない勘所です。

しかもこれからはメンテナンスの重要性や発電所のポテンシャル(性能)を容易に把握する事が鍵になってきます。現場で何が大切で、どこが鍵になるか。それを含めた画面構成(ヒューマンインターフェイス)を開発する事が重要です。そこさえ僕が確定させれば、あとは最高技術者が僕の想いを形にしてくれます。

水面下では様々なバージョンアップが進んでいます。皆様の期待の答えるよう日々精進いたします。

 

 

 

 

 


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武井 理

武井 理

ひだまりeyes開発者。FIT開始時から産業用太陽光の設計・施工・販売をすべて手がける。当時から理想の監視装置を探すが、いい物がなくて絶望。ならば自分自身が理想の監視装置を作ろうと一切の妥協を排して理想の監視装置を開発。現場の最前線を知る、太陽光発電のプロフェッショナル。